【イベントレポート】2022.12.19 「変革へのマインドセット 「変わる」に挑む 」

株式会社Wewillは2022年12月19日(月)、「挑む中小企業プロジェクト」関連イベントとして、オンライン対談「変革へのマインドセット 『変わる』に挑む」をThe Garage for Startups(浜松市中区高林)で開催しました。同プロジェクトの3本柱の一つ「マインド研修」を担当する作家/ワークスタイル&組織開発専門家の沢渡あまねさんとWewill代表の杉浦直樹が対談を行いました。

サマリー

プロジェクト実施背景を解説:人口減少、格差拡大―「今こそ変革が必要な時」

最初に、杉浦代表が「挑む中小企業プロジェクト」の意義について説明しました。企業規模によって生産性に差があるとする中小企業白書のデータを示し、大企業と中小企業の差が拡大している現状を紹介。米国では自動化に伴い、事務職や製造職、販売職などの中スキルの仕事が減少している状況を挙げ「今こそ、『変わろう』という気持ちが必要」と述べました。沢渡さんは、経産省が設置した人材政策に関する検討会議の委員に名を連ねているのが大企業のみであることを指摘し「ここに浜松の中小企業が入るようにしたい。でなければ、地方のリアルが反映されない」と強調。「このプロジェクトを通して、中小企業の皆さんと一緒に輪を作っていきたいです」と呼び掛けました。

沢渡あまねさんが変革のポイントを紹介:「『越境』が多くの可能性を生む」

続いて沢渡さんが今回の「挑む中小企業プロジェクト」で担当するマインド変革のポイントを解説しました。沢渡さんが企業向けに提供している講座「組織変革Lab」の一部を提供するとし、キーワードとして「越境」を挙げました。沢渡さん自身も多拠点生活という物理的な「越境」のほか、大企業やスタートアップを経て独立したというキャリア面での「越境」を通して新しい視点を得てきたと説明。最近では高校生とのディスカッションを通して変化への思いを強くしたことを紹介し、「立場が違う人とフラットに話すようにしていれば、マインド変革は自然と起こるもの。今回もそういった場にしたい」と語りました。金融とITをかけ合わせた革新的な動きを指すFinTech(フィンテック)を例に「これも金融業界単独で起こせるイノベーションではない。人口減少が進み、組織や業界の中だけで出せる答えは限られていく」と指摘。地方都市はより大きなハンデを抱えるとし「この状況を放置していると、地方企業は低位安定とその後の衰退しか見えない。他や異と繋がるための訓練をしていかなければ、5年後、10年後に大きく差がつく」と話しました。杉浦代表も、IT人材が不足する中でリモートワークを前提に浜松市などの地方都市で人材を集める都内の企業が増えている現状を紹介。大手企業も地方の人材に注目していて、「デジタル化を背景に、今まで大企業が手を出せなかった小分けの領域に踏み込んできている」と警鐘を鳴らしました。

沢渡さんは、静岡県内の企業の中堅人材は「今までのやり方では限界があるという、健全な危機感を持っている」と話し「こうした思いを経営にフィードバックし、この人達が輝ける仕組みを作っていかないといけない。そのための風穴を開けていく」と今回のプロジェクトへの思いを述べました。

「健全な組織のバリューサイクル」に基づいた変革アプローチで必要とされる中小企業に

沢渡さんは、日本の企業の多くはトップダウンで成長してきた「管理統制型」のマネジメントスタイルだったとし、「決められた物を作るには非常に合理性が高いが、変化が起こった時に思考停止してしまう」と指摘。正解のない課題に対し、主体的に挑んでいくことが現代における企業の理想的なあり方であると述べました。

 プロジェクトでは、沢渡さんが長年かけて確立した「健全な組織のバリューサイクル」に基づいた変革アプローチを行うことを紹介。「健全な組織のバリューサイクル」では、経営者が取り組むべき課題を「ビジネスモデル変革」と位置づけ、社員個人においては「成長実感が持てるかどうか」といったエンゲージメント面での変革が重要であると解説しました。ある企業の事例をもとに「課題を放置していると、辞める人と心をシャットダウンしてしまう人が出てくる。そうした組織では、将来的な人材確保にも問題が生じる。未来のための余白を生み、5年、10年先のビジョンを発信していくことが重要」と強調しました。

変革に向け、手放すべき四つのポイントも紹介。①旧態依然な事務間接業務からの脱却、②流動性のない社会構造・組織構造の見直し、③意思決定層が従来の固定観念から離れること、④「仕事は苦しいもの」という思い込みを辞めること―を挙げ、「人の意識はなかなか変わらないもの。最初の一周はしんどいですが、『越境』で同じ思いを持つ人たちと交流しながら挑んでいきたい」と語りました。

「挑む中小企業プロジェクト」、沢渡あまね氏による「マインド研修」とは

「挑む中小企業プロジェクト」は事務DX、マインド研修、新規事業創出の三本柱でお届けします。このうち、沢渡さんが講師を務めるマインド研修では「健全な組織のバリューサイクル」を回せる組織を作っていきます。具体的には毎月1回、30人程度のグループで1.5時間~2時間ほどの講義とディスカッションを実施します。異業種の参加企業との交流を通して、自社の変革を後押しする「越境」を体験できるはずです。講義の終了後にはレポートを書いていただくほか、Wewillメンバーも同席のもと、各参加企業内で「振り返る会」を実施予定です。


挑む中小企業コミュニティとは?

「挑む中小企業プロジェクト2023」とコミュニティについて

本プロジェクトでは、プログラム提供できる企業が30社と限られています。しかし、地域における企業及び経営者のつながりや情報交換は、各社の成長・地域の成長に直結するものと考えています。

そこで「 挑む中小企業コミュニティ」では、本プロジェクトでの取組や状況を積極的に発信し、取組についての意見交換や勉強会ができるコミュニティ形成を目指していきます。

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